物思ふ深海魚

2006

雨の音が強すぎて眠れない　[12.27]
訳知り顔　[12.26]
ひとはひとりしか救えないと思ってる　だからそのひとり以外には残酷でかまわない　[12.25]
ラジオで不意に流れる「天体観測」で、まだ泣いてしまう　[12.4]
居ても立ってもいられない　[11.14]
またがっかりさせられる　[10.24]
囚われない　[9.27]
朝顔が、今日も行ってらっしゃいという午前７時　[9.4]
自分勝手ね　[8.31]
ご機嫌うかがいにも疲れて、無気力　[8.13]
さるすべりの花　[8.1]
雨漏りの音　[7.18]
私の何を知ってたっていうの？　[7.16]
まだそんなことを言ってるの、あなた　[6.27]
言葉があまりにも雄弁すぎて、そのせいでひとは黙り込んでしまったりするのだろう　[6.24]
わたしたちは数珠繋ぎ　[6.22]
眠れないのが怖いのではない 眠れないまま朝が来るのが怖い　[6.21]
地団駄を踏んで、地面の硬さを思い知る　[6.16]
おめでとうありがとう　[6.15]
砂の落ちる音を見る　[6.14]
上質のタオル　[6.8]
落ちている靴ばかり見る　[5.30]
聞きしよりみてうつくしき地獄かな　一休禅師　[5.28]
そういう冗談はきらいだな。　[5.19]
熟れきった苺　滴らせながら食う　[4.19]
何度でも何度でも何度でも　[4.10]
雨中の桜　[4.5]
不可逆　[3.31]
ビタミンＢ２を大量投与　[3.29]
真夜中の林檎　丸囓り　[3.17]
そっと　猫柳に触れる　[3.9]
いよかんを並べる　[2.25]
私は今日も元気です　[2.20]
お祝いの日はプリン　[2.1]
意味もなく泣きたい病　[1.31]
挫折したことがないという。それは努力したことがないからだと、窘める人がいる。　[1.26]
とりあえず笑うしかない　[1.20]
冷気を突っ切って走り帰る家路　[1.5]
思考回路があんまり繋がってない　[1.4]
霜いくたびおけど　かれざる松が枝の　ときわの色の　うつくしきかな　香取神宮・吉　[1.1]