家族社会行動論（by 石井センセ）で、中絶の話をやっているのだが、なんというか生理的にうけつけなくて、吐きそうです。
　　あたしには、今妊娠しても、産む覚悟も堕ろす覚悟もできない。受精したという時点でもうそれは「命」である気がしている。カラダが、「命」として認識しているから、たとえ中絶ピルでも血が出たりするんだろう、と感じてしまう。
　　高校のとき、堕胎手術がどういうものであるか教えてもらった。すごくショックだった。初期であれば「かき出す」し、初期でなければ、「強引に産み落とす」という「堕胎」だからだ。考えてみれば当たり前なのだが、あくまで「産む」という基本のかたちを崩さずにカラダから出すということ。「これが『手術』なのか」と思い知らされる。

　　中絶に反対とは思ってない。だから、よけいに辛い。堕胎はやっぱり「罪」だと思う。どんな形であっても、罪を背負って生きていくしかない。□

　　敷島のローソンに配布用に置いてあり、ついにコンビニにも置かれるようになったか、と驚く。天使の絵が書いてある、黄色いカードです。結構知名度が上がってきたよう。裏には、臓器提供の意思表示ができるようになっています。できれば誰もが財布にでも入れて、携帯してほしいモノです。
　　私自身、２年のはじめぐらいから持ってはいるのですが、実は裏に何も書いてない。１年の時から脳死に関心があって、かなりいろいろ考えてみて、一応の私の答えらしきものはあるのだけれども、なぜかためらって白紙状態です。
　　これが、西洋的に魂と肉体は違うと言い切れない日本的な考えなのかもしれない、と思ってみたりもする。とりあえず脳死・心停止ともに死後、どこを持っていってくれても構わない、というのが私の意思ではありますが、私をよく知る人間の誰か一人でも「まだ死んでいない」とか「臓器を持っていかないでくれ」と主張する場合は、その人の考えを優先したい。つまり、条件付臓器提供なわけです。
　　だって、生物的に私のこころが消滅した状態になってもなお、（臓器ではなく）「私」の存在を求めているというのは、ある意味でとても幸せなことではないですか？　それはただの肉の塊であっても、その人にとっては「私」として存在しているのだ、という事実を曲げたくはない。誰もが私の死と、体＝物体という認識を認めた上でしか、肉体として見知らぬ誰かに役立ちたいとは思わない。
　　よく、××は臓器として誰かの中で生きているという泣かせるような考えを聞くけれど、私にはあの考えができない。思い出の中で生きているというなら分かる、でもその心臓はその肺はその肝臓はその小腸は、かつて私のものであったかもしれないけど、私ではない。だから、死を死として認められたときに、体を塊だと思えた上で、つまり「私」はもう灰と骨になるのだ、という認識が、私をよく知る誰もに成り立ってから、臓器提供したい。
　　てなことを、このカードでは書ききれなくて、まだ白紙なんだろう、な。□

　　自分で自分のことを結構小心者だなぁ、と思ってしまうのは会社にかける電話のひとつにもこんなにためらってしまうこと。人前では「なんとかなるやろ」とか言って大口叩いてるわりに、未経験なことに対してびくびくもんだったりする。いざ、ってときに決断できないほど情けなくはないつもりでいるけど、どうだか。
　　就職のことを考えると大学受験のことを思い出してしまう。なんというか、なんの努力もなしにひらきなおりでココに来てしまったので、「努力」ということにひどく嫌気がさす。行きたい大学に行くために「努力」したことが全部裏切られて、面接練習も小論文対策もなんにもしなかったココに受かってしまったことを、運命的だと感じてしまった。すべてが終わった後に「運命だった」と思わされる「運命」。
　　ココにいることを後悔なんかしてないし、むしろやりたいことを存分にできて嬉しい。だけど今、そして今まで私がやってきたことは、とても「等身大の私」でありすぎている気がする。ふりかえって、難無くこなせてきてしまった、という印象を持ってしまう。だから、なのかもしれない、就職に対しても、今の自分をそのまま受け入れてくれるところはないだろうか、と生半可だと思われる期待をしてしまうのは。
　　就職活動という、今の私にはどう考えても怪しい行動が、フツーにできるようになるには、まだまだ慣れが足りないな、と思いつつ、斜め４５度で人生を眺める。□

　　柳美里の「ゴールドラッシュ」がなんだか売れていて、しかも結構な評をされているおかげで、褒められているとけなしたくなる私としては、「たいしたことないよ」なんて言いそうになる。（一応卒論の主題なんでたいしたことないわけないのだが）

　　多分、これを１４歳の少年が読んでも、ぜんっぜんわからないだろうと思う。あたしが１４歳のときに読んでも共感はしないだろう。それは、自分の気持ちを正確に言葉にできないからだ。私がとりあえず「言葉」にして整理をつけようとした一冊目の日記は、火の中に燃えた。二冊目は切り刻んでごみ箱に消えた。言葉にしたすべてが嘘臭く感じたからだ、と今はいえる。
　　いくつもの本を読んだ、あれほど読んだ時期は他にないだろう、でも何にも心を撃たれなかった。全部「感動した」という言葉で誤魔化してきた。あの時に読んだもので覚えているのは、とても曖昧で不確かで切ないばかりの詩。何が伝えたかったのか何を伝えて欲しかったのか。コトバにとても敏感な時期に、言葉を得られなかったような気がする。

　　今、私は、あのときの感情を言葉にするとこうなるんだな、という想いで、それこそ、その時の傷をなぞりなぞり読む。そして、ああ、もうあたしと少年は違うな、と思う。でもそれは、あたしがおとなになった、ってことじゃない。世界がひらけた代わりに、自己完結的世界ではなくなった代わりに、あたしが得たのは、、、、果たして少年の言うところの「信じる」ということだろうか□

　　帰省。大変でした。通常なら羽田から松山まで飛行機で１時間のところを。

　　２８日。松山まで直（ちょく）のやつがなくて、大阪を経由して帰る。大阪まで１時間。伊丹空港で１時間半待ち（！）、　大阪から松山までさらに１時間。
　　これでも、疲れたー、というのは甘かった。だって大阪経由すればちゃんとスカイメイト（半額）で帰れたし、ちゃんと乗り継ぎもうまくいってたんですもん。
　　５日。７時に家を出たものの、やはり羽田まで直のやつは満席で、やはり大阪を経由することにする。
　「伊丹まで全て満席で、キャンセル待ちになります」
　「どのくらいですか？」
　「一般が４人で、スカイメイトが８人です」（スカイメイトは一般の後になるのだ）
　「（すかさず）一般で伊丹まで、伊丹から羽田までをスカイメイトでお願いします」
　「そうしますと、ここで伊丹からの席の確保はできませんので、伊丹で再度搭乗手続きをお願いすることになります」
　「（渋い顔で）・・それでおねがいします」

　　一般で伊丹までいくものの、伊丹空港で６時間待ち（なんてこと！）。ようやく羽田についたのは午後７時なのでした。疲れた、前日徹夜で飲んでたので、よけい眠くて疲れた。今度からはもっと対処方法を考えませう。お疲れ様でした。□

　　オムレツをなんとか上手に作りたいと、かなりの数の卵が消えていっているのですが。、、、難しい。大きさと持ってるフライパンの数の関係上、鉄製フライパンでやっているからかなあ。でも鉄製フライパンかなりイイので、これを使って作りたい。

　　大体一人分は卵２個。半熟で、しかも軽い焦げ目もない、リッツみたいなオムレツはなかなかできません。ひっくりかえすのが、かなり、至難の技です。まだまだ、自信を持って人にこうすればいい、なんて言えませんなあ。 コツが知りたい。でも最近ようやく２つに１つぐらいは、イイ感じに作れるようになりました！すごい！

　　ツナとチーズをよく入れます。ホウレンソウとか入ってるのも好き。コンビーフもいいなあ。形もよく・色もよく・中味もよくできるとかなり嬉しい。なんかこう、ぱぱっと作れるとカッコいい、とか思うんだけど、不器用なんですわ□

　　冬はキャパシティが下がる、と私にはとても当てはまりすぎるコトバを、某友人が言っていたのを思い出して、自滅しているところです。ぜんっぜん、余裕ない。壊れかけてるなあと自分で思う。誰にも何も話さなくなるような時間帯が、すぐそこまできてるな、と感じる。まだ大丈夫と言い聞かせて誤魔化しても、きっとキてしまうから、さっさとどん底に行ってきたほうがいいんかな、

　　ここんところ全然授業に出てないし、あまり食べてもない（友人曰く、対人関係でぐじゃぐじゃすると大体ヒトは、節食障害か潔癖症になるらしいよ、あたしは多分前者なんでしょう。アナタも気を付けましょう、って、ことはなに、あたしは９月ぐらいから体重激減のままなんですけど）。　暗闇で、音楽ガンガンにかけっぱなしにしたいような気分、ぬるま湯に入るときっとでてこない、ひとりでいたら、ホントに何をしでかすか分からない、つーか、ほんとに何にもしなくなってしまう。　（そして全てにめんどくさくなって、突然全て切ってしまうのは私の悪い癖だ）

　　と、こんなところに書いているだけ、まだマシてやな。ちゃんと授業にも出な。ちゃんと食べて、掃除したり苦手な英語でも勉強してたりしてたら、そのうちなんとかなるんだろう、

　　でもキャパシティ下がりまくってて、全然余裕なくて、余裕ないくせに、去年は何をしてたんだっけか、その前の年は、その前は、と考えて（普段考えないくせに考えるあたりが下がってるなあ、と）いくと、うわ、何をやっとるんや、とさらに自己嫌悪。加えていうなら、あたしのココロは破滅に向かいたがっていて、さらに最低野郎です。

　　帰省しようかな、そしたら何か変わるかな、あー、なんか、すごく、せつない□

　　我が文藝部にとっては、最後の荒祭になりました。人数少ないので、ちゃんとできないことはやめて、仕事を少なくして、それでも、もう卒業した先輩方の手を多大に借りて、なんとか終了です。ほんとうに、ほんとうにお疲れ様。わなげの景品をさばき、過去の部誌を焼却し、良心痛みつつ、の後片付けでした。
　　部室で鍋会が２回もできて楽しかったし、嬉しいことにお嬢様方（笑）に「来年もやってー」と言われ、私自身としてはちゃんと仕事ができたなあ、と満足です。

　　でも！今年は問題が多かった。最後なのに、やってらんないぜ、的なことがかなりあったので、気が済むまでココに書きます。ココから下は、不満つらつらですので、読まなくていいです。これくらいは思われて当然、と私は思っているので、異論反論ある人は、あなた自身の「当然」がサイテーだと言ってやる。

　　１　某部。　酒を静かに飲むだけならいいけど、イッキを何度もするな。酒瓶は割るわ、音楽はうるさいわ、テントのまわり散らかし放題で、営業もまともにしない。さらには消火器ぶっぱなすし。非常に迷惑。なまじウチの客が子供なので、教育上よろしくない。でも、ウチの客のお子様はちゃんとわかってたらしく「隣なんとかして」と言われたよ。私がそこで注意に入ってもいいんだけど、さらに面倒が起こりそうなので実行委の方に苦情をだしましたが。本当に営業停止処置どころか、撤去命令だしても良かったと私は思った。
　　２　実行委。　人数が少ないのかやる気がないのかしらないが、非常に手際が悪い。仕事をしているという努力は認めるが、仕事がスムーズに流れてない。５月ごろから全体会議やってるのに荒祭直前なんかいきなり週に２回も全体会議やるし。その連絡も行き届いてない。当日に至っては、全体の把握が全然できてないらしく、「担当の者でないとわかりません」を何度も聞かされた。しかも担当がいない。うちらが展示教室の移動をさせられたのも、「教育棟」と「教養棟」の区別が全然ついてないからで。パンフレットの誤植は仕方ないにしても、それならそれでちゃんと案内するフォローが必要でしょう？　それからゴミ処理。なんのためにグループ分けして時間指定したのかわからない。
　　３　某数人。　本当はココに書きたくない。毎年そういう人見てきたから、もうどうでもいいような気がするけど。どういう理由で協力できないのか充分に説明してほしいくらい、その態度にはむかつくものがあります。荒祭がいつやるのか知ってるだろうし、三日だけだというのもわかっているはず。だったらせめて三日間ぐらいすべての用事をキャンセルして、協力しなさい。ああ、あんたはどうせ何もしたくないんでしょ、と言えるくらいウチは大人数の部活じゃないんですよ。わからない？　一人欠けるとどれくらいしわ寄せがくるか。私的なことを言えば、解熱剤飲んで仕事してる私の身になれよ！と叫びたくなる。「大丈夫ですか？」と社交辞令を言われるより、その分仕事してくれた方がどれだけ助かるかわからない。

　　まあ、毎年のことですが。運が悪かったのだということしか言えなかったりしますが。とりあえず今回、文藝部企画の「落書き」の中に、非常に私にインスピレーション感じさせてくれた言葉があったので、それでも書いて、心を落ち着けて、「済んだこと」ということで終わりにしましょう。

　　『１円に笑うものは１００円で１００倍笑える』□

　　「見損なった」と言うのは、とても簡単だ。あたしはその人をたやすく傷つけることができ、その人はきっと、すごく傷つくだろう。でもだからといって、あたしはそのコトバを言うことですっきりするわけじゃない。傷つけた、と思ってしまう。どんなに相手が駄目だったとしても。

　　「期待したあたしがバカだった」と思うしかない。どうしたら、何に対して「見損なった」のか伝えることができるのだろう。きっと、伝えること自体が、もう、果てしなく意味のないことに違いない。

　　怒ることにあきらめを感じてしまう。なあなあで片付けて、また適当につきあっていく。感情にまかせてはっきり言っても、きっとその人には伝わらない、というあきらめ。「ああ、いいよいいよ」と済ませてしまうことの、なんとも言えないやりきれなさ。

　　あたしが要求していることは、そんなにも難しくそんなにも常識はずれなことだったろうか。あたしが持っている基準の「当然」とか「常識」とか「礼儀」とか「普通」といったことが、そんなにも厳しいことなのだろうか。

　　あたしは、相手を傷つけたいんじゃない。もっとやるべきことを、ちゃんとやってほしいだけ。どうして、ちゃんと指摘することが、相手を傷つけることになってしまうんだろう、どういう言い方をすれば、嫌な関係にならずに伝えることができるのだろう、

　　見損なって見下してしまった人間に対して感じる、嫌な優越感。こんなものはいらない。□

　　はちみつをただで手に入れてしまったのですが、はちみつって案外用途が少なくて。困ったところで、ロイヤル・ミルクティーなるものを作ることを思い付き、紅茶の葉っぱをせっせと使っている日々です。（なんたって紅茶の缶がまだ３つもある状況）

　　ロイヤル・ミルクティーの作り方

　　１　牛乳を温める
　　２　ティーサーバーに温めた牛乳をいれる
　　３　紅茶の葉っぱを入れて好みの濃さでサーバーで漉し、カップに入れる
　　４　スプーン一杯ほどはちみつをいれる

　　はちみつは砂糖でも可。
　　どこらへんがロイヤルかっていうのは、水（湯）を使わず直接牛乳で紅茶を淹れるあたりをいうのだなあ、と感じたりなんかして（笑）。私はほんとはミルクティーって苦手で（なんか吐き気がする）、だいたいストレート（砂糖入）で飲むんですが、このロイヤルバージョンは美味しいと思って飲んでます。はちみつももう少しでなくなるし□