少なくともあのひとは違ってたよ
忙しいから、といわれるのが怖い私はそれはあなたに比べれば時間があるんだけれど
そういうふうに言われると
もう二度と私から連絡できなくなる
そんな人恋しさで息苦しくなっていた時に
暑中見舞いが２つ
懐かしい人からの誘いまで戴いて
連絡をくれるひとこそ大切にしようと思う
一度目の電話をとらなかったのは
そんな意地悪な理由だったりするのよ
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2002年07月28日(日)
真夜中の羊
いつも待っている時折、永遠かもしれないという恐ろしい錯覚の中で
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2002年07月27日(土)
雨と晴れ間と豪雨の日
とくべつに働いていなくても毎日したいことはある何をしているの？と皮肉った顔で訊かれても
きっと自慢げに話せるくらい
ほらヒグラシが鳴いている
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2002年07月25日(木)
いつのまにか梅雨が明けていて
本格的な夏が来ている。夕方にはコンクリートの庭に水を撒く。部屋から庭に出るのに高さがあってしんどいので、前々から考えていた縁台を買ってきた。１９８０円。夕顔が伸びてきたので、鉢から物干し竿に紐を張ってみた。
夕涼みの縁側。
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2002年07月21日(日)
課題
本を一読したくらいの知識しかなくても、とりあえずパソコンに向かって書き始めれば、それなりのものはできあがる。それが読み返したくないほど不出来な文章でも、妥当な評価で返ってくる。満足なものなんてひとつも書けてないことは、嫌というほどわかっているのだけれど、そうでもしてないと私は次に進めない。...
2002年07月20日(土)
底で蠢く
私の不満の原因は私の心の甘えのせいであって 決してあなたの言葉や行為や考えが原因ではないのですそうわかっているのだけれど 口をついて出てきそうなのは あなたを責める言葉ばかりで
この疲れ切った不機嫌さが あなたに伝わることを怖れて 私は眠り続ける他に できることがない
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2002年07月15日(月)
水甕と金魚
大きめの水甕に 水草とか小さな蓮を咲かせて 赤い金魚を飼うそんな夢の先を越された庭先の茶色い陶器
どちらで買われたのですか？ と訊くと 笠間で４千円とのこと
羨ましくなる お祭りの日の夕方
陶器と骨董の店「赤尾杉」
赤尾杉徳子
笠間市笠間３１２
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2002年07月13日(土)
罪深い人
思い立って始めたガーデニングは 気が向いたときにしかしなくて いつも花が咲いているようなベランダとは縁遠いものです本当は６月中旬には植えなければいけないらしい夕顔の種を ７月に買ってきて蒔いてみました
毎日水をあげて ようやく双葉が出揃って どうやって蔓を伸ばそうかなと考えているところです
切なくなるような夕方に真っ白い花を咲かせる夕顔
愛されるゆえに殺された花
ふと夕顔の花言葉を調べてみて そんな花ばかり選んできてしまうような気がして 自嘲ぎみに笑ってみました
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2002年07月10日(水)
リバウンド
目を閉じて嵐が過ぎるのをじっと耐えている夕闇 いくつもの言葉や表情がずっと遠くにいくまで 静けさの中 あなたからメールが届いて気が紛れる そう、あきらめにも似た前向きさで これからを生きていく...
2002年07月07日(日)
今日は誰かを招待したいような部屋
しなければならないことから逃避するように掃除をする 風通しを良くして埃を払う 床を雑巾で拭く 流しの下の新聞紙を新調して 除湿剤を新しくする模様替えをしてみる 透かしの青い布を夏用の暖簾に トイレはポップにしてみる
ふと 二年も仕舞ったままでいたウィンドチャイム
一緒に出かけた高原の美術館で音色に感動して買った
透き通った音も 扇風機の回る音も 忘れかけていた何か
お香を用意して お茶を淹れる
あたしはあなたのようになりたかった
そういう趣味の良さ
今日は誰かを招待したいような部屋
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2002年07月06日(土)
ハーブティ
いただいたハーブティはほんとうはハーブだけで飲めるお茶なのだけれど
それではあまりにハーブがきつすぎて飲めない
買ってきた安い茶葉とブレンドして飲む 紛らわせたハーブのほのかな香り
こんな風にすっきりと始まっていく７月
僅かな後ろめたさと余韻に残る渋み
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2002年07月05日(金)