そ し て 罪 深 く 愛 し て よ
大金を動かすので
父の口座のキャッシュカードを借りた
パスワードが
母の生年月日だったのが
嬉しかった
そんなささいなことをしあわせっていうんだろうって思って涙が出た
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2003年05月30日(金)
一週間ほど
ケータイは修理に出されました
ちなみに代替機種はありません
予想される弊害は以下です
・絶対つかまらない
・ライトメールＤＸメールの送受信不可
・@pdx.ne.jpの送受信不可（場合により可）
・これに慣れて手放す可能性アリ
・名義譲渡してほしいひと募集
対応策は以下でお願いします
・ケイジバン・ビビエスへのカキコ
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2003年05月27日(火)
死に直面するときだけ人々が平等になる
住民票の写しをもらうために
柏インフォメーションセンターで申込書を書いてた
視界がくらくらした
目眩でもしているのかと思った
周りを見ても何も誰も言ってない
ふと
旧姓で申込書を書いていたことに気づいて書き直す
ふらふらした
うまく自分の名前が書けなかった
不意に向かいで同じように書いていた人が
「地震？」
と小さな声で呟いて
それが地震だと気づいた
長くて大きくてビルがゆらゆらしていた
こんなとき最初に思い出す顔はやはりあなた以外にない
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2003年05月26日(月)
記念日。
あなたとの。
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2003年05月25日(日)
しばらくの間
ケータイを放棄します
あしからずご了承くださいませ
ケータイを放棄することで予想される弊害は以下です
・確実に連絡がつかない
・ライトメールＤＸメールの送受信ができない
・@pdx.ne.jpにメールが来ても気づかない
・連絡を取りたい相手の連絡先がわからない
・完全に壊れているので落ち込んでいる
・新しいのを買うのに決心を決めかねている
・この際持たなくてもいいかなとか思っている
・日本無線が気になる
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2003年05月22日(木)
少し前に書いて消えたもの
ワタシ時々 全てを投げ出したくなるのよ
それは執着がないというよりも
そうやってそれが大事なものだったって
再確認しているのかもしれない
だから今も無くしたものの方が
ずっと恋しい
昨日消えたメールだとか
もう手元にない写真だとか
今は誰も使ってない電話番号や
二度と出会えないあなたのこと
そうして何かのいたずらで得てしまっても
また捨てようとしてしまうのよ
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2003年05月21日(水)
あなたがどんなにめをそらせても
わたしはここにいる
ここにずっといる
いつもいつでも
あなたが
みつけようとおもいさえすれば
かんたんにみつかるところにいる
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2003年05月20日(火)
風邪ひいた（仕事中）
ずつう
さむい
ねむい
あつい
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2003年05月19日(月)
龍
押し寄せる哀しみの理由は喉元まで出かかっているけれど吐き出してはいけない。歯ぎしりをして喰いしばり呑み込むように心の奥に押し込む。全身で暴れるのを抑え込むように沈黙すれば、少なくとも泣かずにすむ。
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2003年05月18日(日)
運命
わたしたちは決してアンドロギュヌスには戻れないから
どうやったらひとつになれるかを考えるのは止して
どうしてふたつに別れたのかを考えているのです
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2003年05月15日(木)
だいじょうぶ
私がついていてあげる
地獄の底まで
ついていってあげる
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2003年05月14日(水)
これは悲しみなんかじゃない
保険の書類をひっくり返して確認する
健康であることに間違いはなくても
しなくちゃならないことがある
それは自分のためというよりも
もっと大切なひとのため
明日がん保険の申込をする
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2003年05月13日(火)
富士山
１４階の私の職場からは
空気の澄んだ日に富士山が見えるんだって
頂上だとか
岬の先端とか
半島の最南端とか。
さきっちょが昔から好きなんだけれど
働きはじめて１ヶ月も経つのに
まだ見たことないよ
だから東京ってキライだよ
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2003年05月12日(月)
子供の青い運動靴 つづき
昨日と同じ道を昼間に通る
昨日の靴がそのままあるのか気にかかる
下ばかり見ながら歩いて
靴が無いことを確認して
安心したような
無いことを不思議に思うような気持ちで正面を見たとき
視界の左隅で
塀の上にある昨日の靴を見つけた
誰かが拾って塀の上に置いたことを思って
少し笑った
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2003年05月11日(日)
子供の青い運動靴
夕闇が落ちかかった細い路地で
片方の靴だけが落ちているのを見つけて
瞬間
立ち止まってしまう
次の瞬間には
なぜ立ち止まったかを深く考えもせずに 歩き始めるのだけれど
そこで私は放心してしまいそうだ
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2003年05月10日(土)
夜でも雲が白いのは街の灯りのせい
あなたに出合わなければ
人生ってそんなものだって思えた
でも出逢ってしまったから
そんなものだなんて思えなくなった
７年前の直感を
今も疑いなく信じてる
これから先
何度ととなく思うだろう
人生に無駄なことなど何もない
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2003年05月07日(水)
皐月
樹にかかる藤の花
田んぼの蓮華
たんぽぽの綿毛
咲き始めた躑躅
この不安は
何か間違っていやしないかという不安
あの人は
間違っても構わないと言ってくれるだろうけれども
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2003年05月06日(火)
温泉に向かう夜
東関東自動車道を千葉に走るななめ右上に
細い細い上弦の月がずっとずっとついてくる
視力の悪さのせいで弓なりは少し滲んでいて
夜の裂け目のように輝く
私を産むときに出来た帝王切開の痕
悪びれもせずにお風呂に入る母のことを
今も誇りに思った
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2003年05月04日(日)
sleeping beauty
沼の中に引きずり込まれるような眠気
怖くてさみしいのであなたも巻き添えにする
ベッドの中
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2003年05月02日(金)
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