尾道は、絶対に行こうと思っていた場所でした。映画「ふたり」を観た時から。「ふたり」を初めて観たのは小学校４年だったか５年だったか。当時NHKの夜８時ぐらいから、毎週映画を放送しており、それでハマりました。細い坂を降りて、海に出る。船に飛び乗ってピアノ教室に行く。あのごちゃごちゃ部屋も、あやつり人形も、見下ろす岩も、全部全部。いいなー、こういう所。静かに暮らせるんだろうーなーって。

　　　　友人が尾道に住んでたんやけど、もう短大を卒業し、尾道から離れてしまうということで、愛媛から群馬に帰る途中に、寄りました。愛媛からは結構近いです。瀬戸大橋を使うと、愛媛〜香川〜岡山〜尾道となるので逆に大回り。で、船。フェリー。今治から船が出ています。瀬戸内海を渡って、尾道まで。

　　　　尾道駅に着くと、ばっちりロケ地案内がありました。旅行雑誌にもたくさんウリに出されています。でも！でも！　場所を探すのに苦労したところがたくさんありました。地図はあるんだけど、すごく入り組んでるのよ。特に、実加の家。映画は、離れたロケ地をつながっているように撮っているので、探すのに大混乱。うまい具合に繋げてるなあと思いました。

　　

　　　　でも尾道の雰囲気は、ちゃんと映画のまま。ごちゃごちゃしてるけど、そこに魅力を感じてしまう。汽笛の音や波の音。感慨に耽ってしまう。ロケ地からロケ地は案外遠くて、たくさん歩いたけど、歩いたほうがいいかもね。全部は回れないけど（苦笑）。

　　

　　　　猫がたくさんいました。ほんと、あちこちに。

　　　　たくさん坂があって、元気に登ってくおばあちゃんを見ていると、こういう所だと年とっても元気でいる羽目になるなーって思った。

　　　　ひとつ残念なことは、実加の親友（真子）が泣くシーンの場所が取り壊されてしまうこと。本当に残念です。残しておいてくれーってみんな言ってるのに。

　　

　　　　また、行きたい。今度は一気に老後がいいな、なんて（笑）。

　　　　老後も変わってないといいな。

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　　　　次の日は倉敷に行きました。

　　　　女三人でわいわい楽しんできました。

　　　　帰り、岡山空港から飛行機に乗ろうとしたら、バスに乗り遅れて大変でした。

　　　　タクシー代４０００円って一体‥‥（涙）

　　　　しかし、金と都合があえば、このあと鳥取砂丘＆出雲大社に行って、鳥取から帰るはずだったよのね。

　　　　それまた、次回。