今回、宿の予約はしませんでした。季節柄、車中泊でよいだろうと思ったので、毛布と愛用寝袋を車に積み込み。まぁなんとかなるでしょう、ってな心積もりで。
　
そうしたら、たまたま立ち寄ったローソンに、民宿の広告があったのです。カラープリンタで自分でつくりました、みたいなチラシ。けっこうかわいくつくってありました。朝食付３５００円だって。安！これだと某所より安くて快適？というわけで早速おでんわで予約。
　
ちなみに民宿ってのは大体６０００円〜８０００円（１泊２食）が相場です。それもオンシーズンは一万を越えたりするので、朝食ついて３５００円なんて沖縄の離島並み。
　
恐ろしく細く険しい坂を海岸沿いに上がる途中にあります。大川温泉って聞いたことナイ、てな具合なので、それがさらに格安ともなると、まあ、予想はしていたけれど、ほんとに小さな漁村の誰かさんちって感じで、入り口もわからないほどで、最初びびった。写真にだまされそうになりながら、通された部屋は６畳間。
　
月三万円以下築２０年の木造アパートの部屋を想像してもらうといいかもしれない。でも、ちゃんと洗面・トイレはすぐそばにあるし、布団もちゃんと干してあるふかふかで、きちんと掃除された部屋。車中泊すると畳がすごく嬉しい！安いし！
　
海に突き出すようにログハウス調の洒落たレストラン（といっても一見サンではとても入れないような）も、隣にやっているので、BayFMと波音聴きながら食べました。カレーとスパゲティ。なんも変哲もないメニューなんだけれど、カクテルのところに「つくれるものなんでも」と書いてあったので、ちょっといい気になって頼んだカシスオレンジがとても絶妙なブレンドがしてあっておいしかった〜。
　
お風呂はというとこれまた誰かさんちって感じで、男湯女湯に分かれてもいないし、碇屋さんが普段使うんであろう洗面道具類がしかも乱雑に置いてあったりで、笑えます。それでも温泉。いいなぁ。もちろん貸切家族風呂で入ってきました。
　
朝食もしっかり和食。アジの開きに目玉焼きにサラダに、プラムが。すげー健康的。旅行中はどうしても外食が多くなるので、こういう普通の和食ってとても助かります。
　
チェックインは午後１時からご都合のよい時間。つまりてきとぉに。で、チェックアウトは午前１０時。これも適当に。さっすがオフシーズン。この日貸切でした。普通、貸切状態だと民宿のおやじとかと話をしなくちゃいけない雰囲気になったりするもんですが、実にほっといてくれたので、こちらも自分勝手に自由に振舞えてとてもよかったです。どうもお世話になりました。
　
　
　
　
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