５．１　オテル・イビス・ポルト・ド・オルレアン（HOTEL IBIS PORTE D'ORLEANS）

要するに、オルレアンにあるイビスって（名前の）ホテルです。空港で荷物もちゃんと成田から届いて受け取り、ＨＩＳの現地係員と合流。ホテルまで連れて行ってもらって、ホテルのチェックインをしてもらった（←これ重要）。パスポートと帰りの航空券は最重要貴重品なので、チェックインの時についでにセイフティボックスに入れてもらいました。パスポートは前もってコピーをとっておいたし、免税店で買うようなものはないだろうと思って。セイフティボックスは有料でも使った方がいいということです。ココは無料でしたけれど。

このプランの申し込みをするときに、ホテルのグレードがＣとＤとあって、安くていいや、と思ってＤでいいです、って言ったら、なんとＨＩＳの担当者に「Ｄだと、寝て泊るだけになりますけどいいですか？」と確認されてしまい、どんなもんやらと思っていたのですが、予想を大幅に訂正する快適さでＣと間違えてるんじゃないの？って感じでした。これでも２つ星なんだそうな（最高は４つ星）。

ホテル・イビスという名のチェーン店で、フランス国内には２０個くらいつくっているみたいです。はっきり言うと日本のビジネスホテルと変わらない。それもそこらへんの６千円シティホテルというよりは８千円駅ビルホテルという設備。なんかパリらしくな〜い、と思って残念やらウレシイやら。

ただ、駅から遠い。一番近いメトロは４番線の終点。パリの最南端ポルト・ド・オルレアン。メトロの入口まで徒歩１５分くらい。結構歩きます。ただ、４番線の終点というので、地下鉄はわかりやすくてよかった。

５．２　ホテルの設備

パリのホテルがどういうのかで予想していたことは、まず冷蔵庫はもちろん無い、トイレとシャワーだけでバスがない、ということ。タオルとか石鹸とかスリッパとかのアメニティがないこと。テレビや室内電話はないということ。さらに１つ星になるとトイレやシャワーも共同とかいう話。でも実際は、

・暖房あり
・電話あり（申し込めば国際電話も可）
・テレビあり
・シャワー＆バスタブ（トイレとユニット）
・タオル２枚
・石鹸２個

* 私が過ごした７０１号室　

という感じ。そしてシングルというベッドがないのか、ダブルベッドでした。もちろん予想はしてたけどバスタブは膝下くらいしかない浅いもので、入るのにちょっと苦労した。日本から入浴剤を持っていったので、バスタイムが楽しかったです。テレビつけたら日本のアニメやっててびっくり。サンライズ。あと面白かったのが室内電話に目覚まし機能があるから使ってみたら、なんと日本語で「お目覚めの時間を朝７時にセットいたしました。おやすみなさいませ」と機械音声が言うの！日本製か？

スリッパはなかったです。日本でよほど買おうかと思ったのですが、私って疲れてるとき日本でもスリッパ使わず素足でぱたぱた歩くので、たぶん使わないだろうと思い買わなかった。実際部屋の床はジュータンだったし、特に困らなかったです。

鍵はカード式のオートロックで、外に出るときもカードはフロントに返さず携帯していてよかったので、好き勝手出歩けました。紛失や閉じこめには要注意です。

ホテルルームの掃除の人にチップがいると聞いていたので、１日目の朝出るときに１ユーロ机に置いて出たんだけれど、何故か受け取ってもらってなかった。２日目も同じだったので、もしかしたらチップは受け取らないようになっているのかも。でもチップを置かずに帰るのもどうかと思ったので最終日には小銭の処分ついでに飴と３ユーロくらい置いてきました。

部屋がすごい乾燥してた。ホテルが、というかフランス全体が乾燥していて、ひどく乾燥しているのに加えて部屋の空調が効いているのだかいないのだか、ぐるんぐるん回っていて、私はアレルギー鼻炎持ちなのでそういうところがとても苦手。涙はでるは鼻水は止らないわで、大変でした。テッシュがついてなかったので、自前のポケットテッシュをたくさん持っていっておいてよかったです。空調を切って、８階だから大丈夫だろうと思って窓を開け放して寝ました。乾燥しているから眠る前にクリームべたべたに塗って寝ているのに、すねが鮫肌で乾燥ぱりぱりになり、割れて痒くて痛くて大変だった。オロナインとかの塗り薬を持っていっておいて良かったです。

のどがからっからになるので、エビアン１．５リットルとオレンジジュース１リットルを買ってきて、なるべく飲むようにしました。こんなに乾燥しているからきっとフランス人は汗をかかなくてシャワーで済むんだろうな〜と思った。そんであんましお風呂には入らなくて実は体臭臭いから香水をぶっかけるのだ、きっと！とか偏見書いてみたり。１００％の濃厚なオレンジジュースがスーパーに５種類以上あってワンコーナー占めて売っているのもそのために違いない。

ＨＩＳの現地係員さんが最初にスーパーはここよ、と教えてくれて、そのときは何故にスーパー？とか思ったけれど、教えてもらって大助かりでした。ていうか教えてもらわなかったら大変だった。

５．３　朝食をたべる

朝食は毎日つけてもらうプランでした。朝、朝食のあるレストランに行ったら受付の人が居て、なんかフランス語で券がいるようなことを言っているんだけれども、みんな券を見せて入って行くんだけれども、朝食券なんかもらわなかったよぉ〜と思って、しかたないからルームカードキーを見せたら、受付のおばさんは顎をしゃくって、「ＯＫ」というので「Merci.」と入って食べることができました。ほっ。あとでＨＩＳの人に確認したら、イビスのフロントの人は朝食券を渡したり渡さなかったりするそうな。翌日以降は顔パス？だったので「Bonjour.」とにこっと笑えば通れたんだけれどね。

朝食は、いわゆるコンチネンタル・ブレックファスト（パンと飲み物だけ）と思っていたので、あまり期待してなかったんだけれど、バイキング形式で置いてあるいろいろな食べ物をプレートに取って食べられて良かったです。パンが４種類あったし、牛乳もオレンジもトマトジュースもコーヒーも紅茶もあるし、ヨーグルトにハムがあり、コーンフレークも２種類。バターに至っては５種類もありました。贅沢？ただメニューは変わらないので３日も続くとさすがに飽きます。