７．１　カルネ（Carnet）

今回のプランにはカルネがついてました。パリは地下鉄が縦横無尽にあるので、移動はほとんどメトロを使います。市内は一律料金。カルネはそれの１０回券です。１回券が１．３ユーロ。１０回券が９．３ユーロ。８回以上乗るならお得。自動券売機があるので簡単に買えます。でもフランス人はみんな窓口で買うのが好きみたい。券売機はいつもガラガラに空いてるし一駅に１個しか設置されてない。

* カルネ。思ったより安っぽい感じの切符。　

７．２　メトロ（Metro）

乗り方は旅行雑誌に書いてあったので、一度やってしまうと簡単。番号と終着駅を確認すれば乗換えもオッケー。到着駅ごとのアナウンスは無いと聞いたけど、どうせ聞き取れないので窓の外を見ながら駅の名前をいちいち確認したので大丈夫でした。

びっくりしたのはドアが手動だってこと。開けたドアは自動で閉まるんだけれど、乗るときも降りるときもドアにハンドルがあって、それをぐるっと回します。これが結構重くてびっくり。１号線は全自動になっているけど、どこだったかな？がハンドルじゃなくてブザーで、それもまたびっくり。

それから地下鉄はすごく汚い。メトロは券を最初通すと出るときはチェックされないので、みんなが至るところに捨ててます。ほんとは抜き打ちで券をチェックされるのでそのとき持ってないと罰金になるらしいんだけど。そうでなくてもパリは基本的に、汚かったです。世界に名だたる観光地なのに。ほんとにあちこちゴミ袋が設置されてるんだけど、回収した端からいっぱいになっていく。メトロだったらほんとうに切符があちこちに転がってるし、車両の窓は落書きのキズだらけ。メトロにも公衆トイレがあるけれど、汚くて臭くて使わなかった。そういえばちょっとしたカフェのトイレもちゃんと流れなかったり妙な匂いがしたりするので、美術館とかのトイレは貴重です。なんだろねーあれは。

メトロの夜はやっぱり浮浪者とかが集まってきて危ないのだそう。昼間も物乞いのひとを沢山みました。ＳＶＰ（S'il vous plait＝英語でいうところのPlease）と書いた紙と、コップを差し出してきます。それにお金をあげてるひとも結構みかけました。あげてもあげなくてもいいんだけれど。夕方６時くらいになったらもう乗れないかな？と思ったら、パリは９時をまわってもまだ明るいので（夜１０時くらいにならないと暗くならない）、明るいうちは大丈夫というとのこと。まったく夜遊び？しまくりって感じになってしまいます。

それから、一律料金のせいか駅のホームや乗継ぎの通路、そして電車の中にパフォーマンスをする人がたくさんいる！乗れば必ず出逢うってくらい居ます。ギターやクラリネット、バイオリンにアコーディオン、南の国の太鼓とかタンバリンとか、ひとりだったりグループだったり、自分のＣＤを売ってたり。私が見ただけでもかなりの数です。すごくたくさん見かけました。それにお金をあげるかどうかはあなた次第。

* 昼間でも地下なので暗い。　

７．３　ＲＥＲ

ＲＥＲ（郊外高速鉄道エル・ウー・エル）もパリ市内ならメトロのチケットで乗れるので乗ってみました。ちゃんと出るときにも切符を自動改札に通すのでこっちはちゃんと最後までみんな切符を持ってます。

メトロに比べると本数が少ないし、入口からかなり遠いところ（深いところ？）にホームがあるので、かなり歩く。メトロの乗り継ぎがよほどめんどくさいところに行くのでなければメトロの方が便利。ただ遠方のロワシー空港やヴェルサイユに行くには便利とのこと。

乗ったＲＥＲが２階建てで良かったです。あぁでもメトロでも思ったけれど２階建てでもイスが安っちい。長時間座らないからいいけどお尻痛くなりそうです。

７．４　タクシー

よく、タクシーは危ないと聞くけど、パリのタクシーはとてもキビシイ試験とチェックで営業されてるとのことでそんなに危なくはないみたいです。夜はメトロを使うくらいならタクシーを使ってね、とのこと。パリの端っこから端っこに運転してもらっても、日本円で１５００円くらいだそう。でも移民の人が大抵運転していて、英語どころかフランス語も通じなかったりするから、行き先を口頭で伝えるより、地名と住所を書いて渡した方がよいのだそうです。結局乗らなかった。

７．５　バス

バスも結局乗らなかった。バスもパリ市内はメトロと同じ切符が使えます。メトロみたいに地下じゃないぶん、バスの方が街並みが見られてよいし安全かも。細かくあちこちつれていってくれるので便利。ただ私、バスは酔うので・・。