鎌倉。

また鎌倉に行かなきゃ、と思ったのは、前に鎌倉で買った包丁（参照）が錆びてきたからっていうそれだけだったんだけれども。

時期的にはやはり、紫陽花でしょう？
そういうわけで、明月院なのです。

ほんとうはねえ
一泊１５０００円くらいは出して、ちょっとは「贅沢」に過ごしてみたかったんだけれど、どうも探してみると気に入る宿がなくて、気になったところは２万円くらいは出さないと「贅沢」には手が届きそうになくて。
逆にやすーいところを探して、お金は他に使うことにしたのでした。

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平日はいつも５時半起きなので、ゆっくりめに起きた土曜日の朝。
柏の部屋を８時半くらいに出発。以前は通勤に使っていた東武野田線に乗る。乗換の船橋駅まで。ひさしぶり。野田線は柏始発の船橋終点なので、ずっと座っていられるしそんなに混まないから穏やかで好き。柏〜船橋・３０分３００円。

船橋駅からは前回使えなかった「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」（２日間有効・参照）を使用。２４００円。総武本線と横須賀線を直通で繋ぐ快速に乗ります。鎌倉まで乗り換え一回で済むのが楽ちん。前回は平日のオフシーズンだったので、ずっと座っていられたけれど、今回は土日の観光ピークなので、ちょっとだけ贅沢してグリーン車。
船橋〜鎌倉・片道９５０円（写真）。

新幹線のぞみ（全席指定）にも乗ったことがあるというのに、グリーン車は初めて。船橋駅は階段から上がってすぐがグリーン用のホーム。グリーン以外のホームは、うんと混んでいて、優越感。総武〜横須賀線の駅の快速停車駅を使ったことがあるひとは知っているでしょう？　グリーン車はここに停まりますっていう表示があって、そこだけがら空きなの。
しかも総武〜横須賀線の逗子行き快速は、２階建て。もちろん２階に。
アナウンスは静かで、同じ放送内容なのに騒がしくない。誰もいないことをいいことに前の座席をひっくりかえして足を伸ばす。
ほら、ホームがあんな下に。見慣れたホームの見慣れない見晴らし。

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グリーン車を１時間半満喫。そろそろお腹も空いてきた。そんなわけで、職場のこんちゃんオススメ「なかむら庵」（参照）を目指す。でもまだ開いてない。
ので、先に当てもなく鎌倉宮まで。鎌倉宮は工事中。残念無念。いりぐちも入ったばっかりなのにもう先は立入禁止。ともかくもおへんろで無くした鶴のお守りをまた買ってくる。６００円。

段葛の通りにロールケーキの美味しいケーキ屋さんがあると聞きつけて、早速行ってみた（アトリエバニラ・参照）。ちゃんとバラで売っていて、チョコロールとクリームロールをひとつずつ購入。なかむら庵が開くまで食べながら待ってよ〜

なかむら庵の開店は「１２時前」。５０分くらいに行ってみると、わらわらと人がいるではないですか。既に待ち記帳３０人。（写真）

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せっかくなので、ここは土日だからとわりきりひたすら待つ。そばの手打ち実演が見られるので、よい時間潰し。さっき買ったロールケーキをかじりつつ。待ちきれないこどもたちが、呼び出しをかけるおばさんに「まだなの〜」と声をかけると、「ごめんね順番だからね、でも今日は少ない方よ」。・・・・ということです。
呼び出しに待ちきれなくてどこかに行ってしまったひとを飛ばして、我々が呼び出されたのがまあ、開店から３０分くらいかしら。案外と早かったです。

注文したのはなんてことない普通のざるそば。
あーでもさすが行列のできる店。美味。
わさびも辛すぎない上質のもの。
おそばを美味しいと感じるなんて久しぶり。
しかも特筆すべきは、「そば湯」がちゃんと「そば茶」の味がするのです。
感動。

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おなかも満足したので、西口へ。
包丁を正宗工芸美術製作所に預けて、鎌倉大谷記念美術館（参照）まで散歩。途中にね、リスを見ました！　電信柱をタタタと登って電線をツツツと渡って、どこかの家の屋根に消えていきました。鎌倉宮で見なかったと思ったら、こんなところに。（写真）
／写真は翌日の円覚寺で撮ったもの／電線の下の方の塊がリス（苦笑）／

なにを撮ってるかわけわかんね、というツッコミはさておいて
鎌倉大谷記念美術館です。
ちょっと小高いところにある、私設の小さな美術館。
この日はデュフィ展（参照）の最終日。
デュフィは、鮮やかな青と緑が印象的な、軽快で楽しくなるような絵をたくさん描いているヒト。音楽と港と競馬ばっかり描いているヒト。それで、やっぱり鬱な絵は無いので、つまんない？とか言いつつ眺めつつ。

美術館でゆっくり歓談して、駅に向かって歩く。ちょっと歩き疲れたねえ、休もうか、というところで東口の「かの鎌倉」（参照）へ。ここは１Ｆがお菓子店舗で、２Ｆがカフェ、３Ｆがレストランになっているところです。２Ｆに行って、「ケーキ会席」と紅茶を注文。ケーキにチョコに和菓子。紅茶はカルダモンというフレーバーティに冒険してみたんだけど、これがまた美味しかった。満足。
そんなこんなで、もう夕方。
夕食は例によってキャラウェイで。
相変わらず美味。
おなか満腹で、江ノ電に乗る（写真）。
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江ノ電は鎌倉駅から江ノ島を経由して藤沢市まで。
江ノ電は路面電車。
故郷エヒメにも松山に路面電車があるから、親近感ある。民家と民家の間を縫うように走る江ノ電。途中江ノ島の車渋滞を眺めつつ。海を見たり民家の紫陽花を見たりしながら。とくに途中下車するでもなく、始発から終点まで乗る。
一泊１万５千円を諦めて、探した安宿シティホテルは終点・藤沢市。まったり。ゆっくり。微かに雨が降っていて、陽が落ちていくのを光で感じながら。

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宿はイサイズ登録しているのでイサイズじゃらん（参照）で探して事前予約。
「法華クラブ藤沢」（参照）。素泊りふたりで税込９０９０円。
通常シングル用の部屋をふたりで使うわけだから、狭いし小さいんだけれど、最低限は全部揃ってる。ベッドはセミダブルだから、普段シングルで寝ていることを考えればむしろ広い。ダブルベッドはいらないけれど、セミダブルくらいはあってもいいかな、って思ってみたりする。
ホテルのまわりは、スタバありミスドありマクドありヨーカドーあり、小さい東急ハンズまであって、便利。

明日はまた、江ノ電に乗って鎌倉まで行って、それから北鎌倉に行こうねっていいながら就寝。

つづく