八ッ場ダムに沈む川原湯温泉


■　川原湯温泉（入口）　 2006.2.10

川原湯温泉は、大学の時に何度も目の前を通ったけれど（草津に行く途中なので）、クルマから眺めてみるだけで降り立ったことはなく。
大学２年の時には「ダムに沈む川原湯温泉」という看板がどでかくあって、やたら印象的でした。今回はそれを見るのもかねて、川原湯の見納め、と思い出かけたのだけれど、件の看板はとうに無く。
この道になるといきなりに増えた気がする。前も後ろもクロカン車。


■　川原湯温泉（丸木屋）　 2006.2.10

今回の宿。行ったら一番いい部屋に通されてびっくり。いきなりに１２畳のお部屋。３階で眺めもよろし。８千円だけど１万円の部屋に泊れたのでした。８千円のお客様が団体で入ったので、最初に予約してたうちらが格上げになったみたいだけど、オーバーブッキングみたいで嬉しい。
駐車場がないーと思ったらここに停めて下さいと言われて、宿の前に堂々と路駐。


■　川原湯温泉（散策中）　 2006.2.10

カスリーン台風が昭和２２年。台風による死者約千名。利根川の堤防が最後に切れてからもう６０年。それ以来のダム計画がここにある。その一端。
ダムに沈む里は川原湯が最後かもしれない。


■　川原湯温泉（散策中）　 2006.2.10

住民専用共同浴場。散策中に見つけた。川原湯の泉質は少し硫黄臭のする無色透明。pHは７．７で入りやすいが、なにせ源泉の温度は７２℃！　宿泊した丸木屋は王湯（含食塩石膏硫化水素泉）と新湯（硫酸塩・塩化物泉）のミックス泉ということでしたが、熱くて全然入れませんでしたよ・・・。水で薄めて、さらに湯浴み。足湯。
湯当たりするしまつ。誰も来ないのをいいことに風呂場で寝そべる。


■　川原湯温泉（沈む風景）　 2006.2.10





吾妻線。新しい道路も新しい線路も現在工事中。着々と出来ている。
そういえばちゃんと川原湯温泉駅で下車して宿泊して乗車して帰るカップルがいた。群馬県といえばクルマで移動する以外不可能だと思っているので、ちゃんとそういうテレ東番組的旅行をしているのを目の当たりにするのは感動。（バイ連れ）


■　川原湯温泉（散策中）　 2006.2.10

現在建設中の新しい町が上。現在地はダムの中。連れの心臓を狙い打ちしたらしく、写真が２枚もあったりする。紅葉の美しい景勝地・吾妻渓谷はダムの前になるのでほぼ残される形にはなるのだけれど、バイパス道路もＪＲも大きく迂回しているので、もし道が残されたままダムが完成したら、都心に一番近い秘境になるかもしれない。バイカーのツーリングスポットというか。
イメージキャラクターのヤマトタケル。


■　丸木屋の朝ご飯　 2006.2.10

丸木屋のごはんは、漬物が辛くて驚いた。お手製なのかもしれない。２０年くらいは保ちそうな勢いで辛い。食が進む。朝ご飯はお赤飯ですよ、というので楽しみにしていたら、なんとわっぱに出てきた。のでパチリ。しかも小豆じゃなくて金時豆。おいしいー。
ごちそうになりました。