雲 2002.8.24 .... 17th DAY
 
 「あ〜、もうだめ、迎えにきて〜」
 「ふーい」
 
ホテルを出て28大日寺に向かう。順調。
ところが28→29国分寺で迷った。途中までは順調にへんろマンを追いかけていたのに、畦道になってしまい避けたのがまずかった。へんろマン助けて!と思っても元の道に戻れない。
 
距離にしたら9キロくらいのところ。2時間くらいで行けるかな?というところを3時間くらいかけて迷った。連れは疲れ切ってへにょへにょになってしまっている。いいの?こっちでいいの?と歩いていると、おばさんが声をかけてきてくれた。「全然違う方向いきよるが、いけんちや」
 
(;>_<;)天の助けだ。有難く道を教えていただいた。言われた陸橋を越えて、桜道を辿り、橋に行くのだが、橋につかない。だんだん不安になってきているところで、今度はおじさんに声をかけてもらった。このまま真っ直ぐいけばいい、と道を教えていただいて、橋に辿りついた。地図に出てないような、できたばかりの橋だった。バイブルのへんろ道とは全然違うところを通ったようだけど、しっかり着いた。
 
今は遍路保存協会がボランティアでしてくれている道案内のへんろマークのシールや看板は、いたるところにある。それを辿っている間は安心だ。でもそうした道案内ができたのはホントに最近。昔のおへんろさんは、人に道を訊ねて、頼り頼り歩いたらしい。そんな先人の不安を思い知る。
 
30番善楽寺には5時納経締め切りぎりぎりについた。ついたらすぐ隣の一宮神社でお祭りをやっていた。町中の寺なのに自販機がないので、値段が倍するジュースを屋台で買って、連れとケンカした。だめだ〜。これはもう楽をするしかない。
 
幸い妹が高知市内に住んでいる。迎えにきて〜と泣きついた。呼び出した直後から大雨になった。歩くどころではない大雨だ。妹が迎えに来てくれた。すごく助かる。妹の車でジャスコで買物をして、さすが高知市と感激し、妹のうちに泊めてもらった。明日は妹の車を借りて、高知市近辺の寺を制覇だ。
 
本日の宿 (妹宅でお風呂) 高知市朝倉妹宅 お接待泊
 
 
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