2002.8.29 .... 22th DAY
　
　「うわーん　なにもないよー」
　「・・・　(･_･、)ｼｵｼｵ　」
　
朝、テントを撤収するにも雨。早起きしたのに出ように出られず。結局雨が止むのを待って１１時頃出発。
　
増水しても四万十川は奇麗だと思った。濁った茶色じゃなくて、やっぱりちょっと碧色をしている。私が知っている上流の透き通った四万十川じゃなくて、やっぱり下流は下流っぽく淀んでる感じだけれど。
　
中村市を出るには伊豆田トンネルを通る。これが１６２０Ｍ。排気ガスが目にも喉にもツライ。タオルを口にあてて通り抜ける。ひいひいしながら３０分くらいかかってなんとか抜けた。
　
抜けたとこにうどんやさんがあった。安いうどんを食べた。休憩所を兼ねたトイレがあった。これがまた感動的にキレイでよくできたトイレだった。こんなところにこんなトイレがあるなんて！
　
高知の雨は、散々だった。ほんの２〜３分の豪雨が来る。ポンチョを着る間もなく。なんとかポンチョを着ても豪雨なのでずぶぬれ。そのくせ、そのあと晴れるのだ。ポンチョを着て歩くと死にそうに暑くなる。天気雨も憎たらしい。ポンチョを片づけるとまた雨。またポンチョをひっぱりだす。これがめんどくさい。ずっと降り続けてくれる方がどれだけいいだろう、と思う。散々だ。
　
朝遅い出発だったので、暗くなっても歩く。あるくあるく。暗いけど歩く。懐中電灯振り回しながら歩く。歩きたくないけど、何もないのだ。公園とか駐車場とか公衆トイレとか、そういうのが。へんろ地図にはこの先に大岐観光センターというのがある。とりあえずそこまでいけばなんかはあるに違いない。
　
そう思って歩いてきたけど、大岐観光センター、、、ただのレストラン。困。トイレもない。でもこの先にも何もないから、観光センターの敷地の隅っこにテントを張らせてもらうことにする。
　
結果的に、この観光センターはキャンプ地として比較的良かった。ゴミ置き場にはダンボールがあったのでグランドシートに使わせてもらったし、洗濯機がほっぽってあったので勝手に洗濯させてもらった。建物が風除けとしてすごくしのげたし、外灯もあったので暗闇にもならなかった。
　
　（お風呂なし）　大岐観光センター喫茶ビーチ　テント泊