雲 2002.9.3 .... 27th DAY
 
 「世の中は新学期なんだねえ・・・」
 「夏休みなんてとっくに終わってるのさ」
 
房子さんと40番前で別れを告げて、愛媛県に突入。18年も過ごしてきた愛媛県ったって、宇和島以南は全然知らない。
 
へんろ山道は歩けないので、どこまでも続く56号を歩く歩く。
 
途中、小学生の女の子たちに出会う。「こんにちわ〜」と挨拶。
赤いランドセルたち。
アイサツって、嬉しい。
 
海岸沿いはトンネルがたくさんある。トンネルは辛い。狭い。暗い。排気ガスモクモク。いつかは歩行者専用トンネルがあるに違いない、と思ってずっと歩いていたら、ありました
 
内海ふれあいトンネル。感知式で電気がぱぁっと!感動。
きれい〜。歩行者専用〜。涼しい〜。
もうウキウキでふれあってきました。
延長1,060M。幅4M!
非常電話・押しボタン通報装置・消火器等が完備。さらに監視カメラまであるのです。調べてみたら歩道トンネルとしては日本一長いといわれるトンネルなのだそう。
でも結局、私が歩いた歩行者専用トンネルって、ココだけだったのでした。くすん。
 
ナス成す

 
今日は海岸沿いを黙々と歩きます。めざすは津島温泉。
前に一度、母と行っているので、きれいなことも安いこともキャンプができそうなことも分かってる。
でも、40番から津島温泉まで30キロ以上。
1日で歩けるか歩けないか、ちょっと微妙な距離。
 
結構、坂道。暑い。気前のいい魚屋さんに氷袋と水を貰う。冷たくて有難いんだが重い。ありがたさが重い しょうがないので途中で捨てつつ。房子さんが包んでくれた蒸かしまんじゅうを食べつつ。歩く歩く歩く。
 
津島町に入ると、サイクリングロードが3キロくらいありました
56号は主要幹線道路なので、交通量が多く、歩道狭し。避けられるのはとても助かります。夕方学校帰りの高校生たちとすれ違い、おじいさんには祈られつつ、なんとか津島町市街地に到着。
 
しかしすでに7時過ぎ。夕食を調達せねば、とスーパーに立ち寄ると、お兄さんに今日はどちらまで?と聞かれる。津島温泉まで、と答えると、「あそこは遅くまでやってるから大丈夫。がんばってください」と励まされる。
うん。もう少し!
 
そうして、なんとか辿りつくことができました。津島温泉「やすらぎの里」。料金600円。夜10時まで営業。足湯もあります。ぬるぬるとした泉質で、お肌すべすべになる、とても大好きなお風呂です。できたばかりだからとてもキレイだし。
 
閉館までばっちり休憩室でごろごろしました。
建物の裏手に小さな公園があったので、そこでキャンプ。
トイレもキレイ。快適(感涙)。
 
本日の宿 (やすらぎの里 600円) やすらぎの里公園 テント泊
 
 
トップ頁に戻る 前日 翌日 ある日