雲 2002.9.8 .... 32th DAY
 
 「やっぱりゆっくり見たいね」
 「そうだねえ」
 
両親と4人。車でワープ。高知県の県境美川村まで、細い山道をガンガン登っていく。車で回る都合、44番を飛ばして先に45番に行く。
 
行ってみて、初めて思い出した。小学校くらいの時に来たことがある。御三戸嶽(みととだけ)。久万川と面河川の合流点にそびえ立つ奇岩。横目に見ながら通りすぎて45番岩屋寺。断崖絶壁の岩壁に押し込むように立てられた寺。修行の地だな、と思う。
 
44番まで戻って大宝寺。ここは大きな杉が印象的。久万町がこんな四国の山奥なのに門前町として栄えたらしめた寺。おこう万寿というおまんじゅうをおみやげに。母上が坪内さんのとこじゃないとダメ!というので商店街をくるくる回りました。33号から一本入ったとこにある普通の家みたいなお店です。美味しかったけど。
 
国道33号を松山に向かって下り、おそろしく狭い分かれ道を通って、46・浄瑠璃寺へ。静かな寺です。あとはもうスイスイと47,48,48番まで連れて行ってもらう。早すぎ。
 
 
松山市内にはたくさんあるので車で回るより歩いたほうが好都合。3時頃、48・西林寺で両親と別れて、そこから徒歩です。51番石手寺の宿坊を予約すると、5時までに必ず到着してください! とのこと。
 
 2時間あるとはいえ、ぎりぎり・・・? 断ったとしても松山市内にテントを張れそうな安全なところは思い浮かばないので、とっとことっとこ駆け足で参拝。49,50と覚えてないっ
 
そんなわけで5時ぎりぎりに着いて納経して、宿坊の予約をしたことを伝えて、ふう、と一息ついたあと、さらに30分待たされつつ、宿坊の予約はなるべくしないように決意。
 
石手寺は道後の隣の街中にあるだけあって、賑やかです。参道にお店が出てる。宿坊は、古い講堂みたいなところに案内されて、どこでも自由に使ってください、とのこと。なんか小汚くて埃が溜まってるようなところだけど、無料というのはありがたい。自分のとこだけでも掃除掃除。隅っこを陣取る。
 
歩いて道後温泉まで。道後は入浴料が安いのから高いのまであるけど、今回は奮発して1番高い個室。2時間しか使えないけど、お菓子もお茶も出るし、浴衣も着られてプライベート感満喫。いつも上はどうなってるんだろう?と思ってたから建物内を全部見られて嬉しい。とても複雑なつくりがステキです。(たぶんもう二度と利用しないけど)とても良かった〜。
 
 
本日の宿 (道後温泉・霊の湯・個室 1280円) 石手寺 宿坊泊(無料)
 
 
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