2002.9.14 .... 38th DAY
　
　「あの、今晩、こちらで泊めさせてもらっていいでしょうか」
　「え　なに　どうしたの？」
　
休憩所ではアレなので駐車場の隅っこで朝食をつくっていると、朝イチで雲辺寺を目指す人が我々の所に遊びに来る。ここに泊ったの？雲辺寺は終わった？私はこれからなの。おばさん楽しそうに第一便に乗っていく。ちなみにダンナさんは歩いて行くらしい。頂上でダンナさんを待つということだけど、そりゃそれで大変な待ち時間だなぁと思いつつ、６７番大興寺まで歩く。
　
大興寺は寺の裏側からのアプローチになったのだが、裏側でイタチを見ることが出来た。２匹。「ね、あれ、ほら！」イタチはちょっと我々を見て、たたた、と駆けていった。猫じゃない、リスでもない。
野生のイタチなんて初めて(^^@)
　
さらに歩いて観音寺市の中心まで。途中道に迷いそうになり、教えていただいたおばさんに、ヤクルトをお接待していただいた。道を教えて一度別れたあと家に帰って取ってきてくれたらしい、我々を追いかけて渡してくれた。ほんとにありがたい。
　
６８と６９は同じ敷地内にある。一方は木造で一方は鉄筋で不思議な取り合わせの寺が、同じ敷地内にある。納経所も２ヶ所分で少し混む。へんなの、と思いつつ。
　
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バイブルにはこの寺の近くに観音寺温泉「竜の湯」の表示がある。昨日は山登りをしたし、お風呂に入っていないし、一昨日はシャワー。この先に温泉がありそうにない。そう思って行くことにしたのだが、？　（？？）　それらしい所を歩いているのに、ナイ。看板もない。
　
え〜。なんで〜お風呂〜おふろおぉぉ。とウロウロしていると、おじさんが寺はこっちじゃない、と声をかけてくる。寺じゃない、お風呂。おふろなの！　そういうと竜の湯はとっくに潰れたと教えてくれた、海に行くと新しい温泉が出来てる、という。なんかかわいいお坊さんの絵が書いてある袋に入った５００円をお接待された。ここらの人はいつでもお接待できるようにお財布に持ち歩いてるらしい。スゴ。
　
しかし、海？　正直、逆方向だし、ちょっと遠い・・・
あぁでもお風呂行きたいな〜、安くて奇麗なお風呂〜、とか思い、行きました、歩くこと２０分。逆方向に歩くのってなんでこんなに遠く感じるの。「琴引温泉」９５０円。高っ
　
いやなんかもう、玄関に暑い日差しを受けながらたくさんのお客様が送迎バスに待たされている時点で暗雲立ちこめてるんですが、９５０円は高いです、熱海じゃないんだから。なんだよソレ。
　
中は奇麗でしたよ、もちろん。広くてたくさんお風呂があって、Ｔシャツ洗濯して干しちゃったよ。釜風呂なんか本格的なものを造っててスゴかったし、広い休憩所もあったしね。でも９５０円は取りすぎだろう。水温低い温泉だから沸かしなおしているせい？高級感を出そうとして失敗してる内装や料理。ていうか従業員がなってないよ、ちゃんとしてよ。くやしくて元がとりたくて何時間も長居しちゃいました。それでもやっぱり９５０円分とれたような気がしない。あと２００円安くしてくれ・・・。
　
さてテントはどうする？ということで琴引温泉の駐車場を見たのですが、とても人がたくさん来ていてもちろん駐車場はいっぱいで、なんだか危険な匂い。しょうがない、７０番まで行こう、そう思って、暗い中を歩くことにしたのでした。
　
もちろん、夜を歩くと迷うのは体験済み。できることなら歩きたくない。でも川沿いだし、一本道だし、大丈夫だよ、と強引に納得させて歩いたのですが、やはり迷いました。アウ。
　
確かに川沿いを歩いているのに、越えなきゃならない線路がいつまで経ってもこない、どうも平行している、暗い中、地図を確認して、なんとか大通りらしいところまで行って、７０番を通り過ぎてしまったことにようやく気づき、愕然。眠さも手伝って歩く気力ナシ（＋＋）国道なのに暗いし店もないし眠いし、ねむいし、ネムイ〜(-_ゞ
　
としたところで、ぽあっと光っていたのが駐在所。あぁもうここでいいよぉ。半分寝ていたらしいお巡りさんに事情を話して、駐在所の駐輪場にテントを張らせてもらいました。ホントにありがとうございます。
　
警察のお世話になるなんて、なんて安心感。お休みなさい。
　
　
　（琴引温泉　９５０円）　豊中南駐在所駐輪場　テント泊