年末年始は9連休
というのを知ったのが8月末くらいで（遅い）、9連休もあるなら海外に行けるじゃないの！というわけで、ほんとうはハネムーンで行こうと思っていたモルディブに行きたいと思い立つ。
モルディブはハネムーンで行こうと思っていたので、2003年に一度下調べをしていて、雑誌「海と島の旅」増刊モルディブ特集号2003年版を持っている。もちろん2008年版の増刊モルディブ特集も購入。
年末年始の相場は40万〜60万円。ハネムーンの予定ですら、時期をはずしてひとり20万以内で、とか探していた私としては、驚きの価格だ。まあでもハネムーンじゃないし、そんな高規格のリゾートでなくてもいいなあ、黒島旅行（1998）から10年経つし、久しぶりに海だけしかないっていうような旅行をしたいなあとネットを調べていたら、モルディブの手配旅行では大手のSTWさんが早々に12月〜1月のプランを出していた。20万円台のプランも出ていて、急に現実味を増す。
島選び
旅行会社を何社も当たって、担当者と相談しながらどの島にするか決める、というのが、普通の手順なのだけれど、それが面倒なので、ちゃんと値段とプランを早くから出しているSTWさんにのっかることにした。いくつかあるプランの中から以下の条件で探す。
- 予算30万以内（全食付）しかし最安のところは避ける
- 年末年始（12/27〜1/4）に2〜3日有給追加範囲での日程
- 最低5日間は島に滞在（複数島の滞在はしない）
- 直行便限定 （ロストバゲージを最小限にしたい連れの条件）
- マーレからの水上飛行機移動ナシ （同じくロストバゲージ対策＆翌日リゾート移動になるので島の滞在時間が短くなるのがもったいない）
- ドロップオフが近く魚影が濃いシュノーケル向き
- 1周15分程度の、プールなんかない素朴で自然派なところ
- しかしゲスト人数はある程度いて、ゲスト同士あるいはゲストへの対応がフレンドリーでなく、ほったらかしにしてくれるところ（でもサービスはきちんと）
- 日本人スタッフはいなくても可（むしろ日本人ゲストの少ないところ）
- できれば水上コテージ
この条件で出てきたのが、「アダーラン・クラブ・ランナリ」。扱いは小さく、大抵どの紹介にも「イタリア系でアニメーターがいるにぎやかな島」と一辺倒な感じで書かれているが、旅行記をいくつか探すと、にぎやかなのは一部で、全体からみるとそうでもない？といった印象。
実際にランナリに行ってみて、にぎやかなところはにぎやか。昼のバー周辺は、フィットネスしてたり音楽とかかかってるし、夜は夜でなにかしらのイベントをしてる。でもにぎやかなのはそこだけで、あとは静か。ゲストも年配のカップルやファミリーが多い。日本人は1組すれちがったかな。他のゲストとすれ違うたびに挨拶することも特になく、だからってそっけないという感じはなくて、ぶつかってsorry.と言った言われたのもにこやか。マイペースでみんなが勝手に楽しんでいる感じ。ルームキーパーもウェイターもポーターもゲストに特別干渉するようなこともなく、必要最低限がきちんとしているのでいちいち交渉する必要もないし、やりとりも少なくて済んだ。さりげないホスピタリティがあると感じました。
私はスタッフや他ゲストと肩を組んで写真を撮ったりとかするフレンドリーさをウザイとか思うクチ、お金払うからほったかしにしておいてーとか思うので、予想通りで楽ちんでした。
帰国して読み返しても参考になった記述の詳しいサイトは以下です。詳しく知りたい人はリンク先へ。情報ありがとうございました（無断リンクで失礼）。
- TRIPS（旅行会社によるリゾート紹介）
- マーク一家の海と島の旅日記（特に言いたい放題 「マーク一家の長い夏」編）
- リバティさんのランナリ情報（提供：ほっぺたちゃんのやっぱり、モルディブ）
- たーぼー＆ゆみの旅日記（担当ウェイターさんが同じ人でした！）
- 南の島へ行こうよ！モルディブ'98（情報は古いが、シュノーケル地図情報が嬉しい）
- モルディブ・ポータルサイトのクチコミ情報
旅程決定
8/28に、12/25〜1/1の水上コテージプランでオンライン申込したのだけれど、すでに満室とのメール回答（さすが年末年始）で、提案された空きのあるビーチコテージで申込。部屋の立地など、こちらの希望を確認されたので「静かで（レストランやバーから離れている等）海に近いところが希望です」とお願いしました。STWさんとのやりとりはほとんどメールで、燃油代が増額になったことによる支払い金額の変更だけは電話でしたが、簡潔ですばやい対応は好印象でした。
リゾート：アダーラン・クラブ・ランナリ（スタンダードビーチコテージ）
日程：2008/12/25〜2009/1/1
航空会社：スリランカ航空（往復とも直行便）
旅費（1人分）：￥258,540（燃油代￥44,000込・早期申込割引￥10,000適用・全食付）
12/25 日本時間13:20 UL461便成田発
12/25 夜 リゾート着
12/26〜12/30 リゾート滞在（完全フリーは5日間）
12/31 12:00 リゾートチェックアウト
12/31 夕刻 リゾート発
12/31 現地時間22:50 UL460便マーレ発
1/1 昼 成田着
ガソリン価格が170円/Lになり、燃油増額も致し方ないと思っていたら、あれよあれよという間にガソリン価格が100円/Lに戻り、円高還元が言われはじめ、私のプランも割引にならないかな〜と思ったのですが、残念ながら割引適用はなりませんでした。
リゾートではUSドルさえあればいいというので、日本でUSドルに変えたときは1ドル98円、日本に帰って残りを日本円に戻したときは1ドル84円で、あんまり円高のメリットはありません。（ま、そんなの現地で買い物しないのでどうでもいいのですが）
スリランカ航空・出入国
往路・復路とも、特に何も言わなくても、二人席をとってくれて助かりました。
機内食は、最初にメニューが回ってくるので、それを見ながらどんな感じだろうと考えるのが楽しい。お手拭に匂いが強くつけてあるのはちょっと閉口。味は特に言うこともないですが、豚のオイスターソース丼が美味しかった。
往路はフットレストがあったのだけれど、ゲームはなし。復路はゲームはあったのだけれどフットレストがなかった。往路は昼間移動・復路は夜間移動になるので、逆の方が良かったなあ。往路ではだらだらと「花より男子ファイナル」を観ました。機内は結構寒くて、長袖必須でした。CAさんはサリーを着てたりするのだけれど、寒くないのかな〜。
機内で出入国カードを配らないので、空港で書くの面倒だな〜と思っていたら、案の定手間取って、滞在場所のランナリのスペルなんだっけ〜とかのろのろやってたら、空港スタッフさんが見かねて代わりに残りの全部を書いてくれた。滞在場所は「FUN ISLAND」と書いていたので、そんなんでいいんだ、とか思ったり。
国際線は、荷物制限が厳しいので、預ける荷物の中にも刃物は入れないで置こう、と爪切りも持っていかなかったら、5日も滞在するせいか爪が伸び、途中巻爪めで痛みが出てフィンが付けられなかったりして一苦労。手荷物に液体100mlまでという制限がついたので、これも面倒で持ち込まないでいたら、飛行機の気圧変化でアレルギー症状が出て大変！点眼液か点鼻液か持ち込めばよかった。
スピードボートで移動
出迎えのSTWのスタッフさんはすぐに分かった。現地ではニッポン・トラベルというところが対応しているようだ。ここで航空券ともいえるeチケットを渡さなければならないので、日本語で案内してくれるので助かる。（eチケットはコピーをとっておくべきだった）
次に、ランナリに移動するスピードボートのカウンターへと行く。こちらは英語のみ。名前と行く場所を確認してきたので、yeah,yeah,と相槌打っていたら、シンガポール航空がシンガポールでほにゃほにゃと分からないことを言うので、うちらはスリランカ航空で成田から来たと言っていたら、さっきのSTWのスタッフさんが代わりに説明してくれた。どうやらシンガポール経由で来る便の客を待って一緒に出発するから待って欲しいらしい。それなら「Please,wait」て先に言えばいいのにねえ、と連れと話す。
で、結局空港のカフェで2時間近く待たされた。おわびと思ったのか、さっきのスタッフが飲み物を買ってきてくれたのだけれど、このときの300mlペットボトルが島内で水を持ち歩くのに重宝した。
スピードボートは思いのほか揺れた。左右というよりは上下に揺れるので、軽くジェットコースターだ。もう真っ暗なので、海も空もよく分からない。というか日本時間ではとっくに2時をまわっているので眠くて眠くて、うとうとしながら移動。