[ The Blair Witch Project ] （ブレア・ウィッチ・プロジェクト）
○ 81 min // 1999 // USA
○ バカばっか。・・・これでもつまらない映画は山と見てきたけど、腹の立つ映画というのはそうないのではないか？というわけで書いておくことにします。前評判に騙されたというより、ザザンボ（渡辺文樹監督）みたいなのを期待していたの。ザザンボが怖いというより冷静なドキュメンタリーだとすると、これはもうバカ。人間ってさ、幽霊騒ぎとか、怖さが募って大騒ぎはするかもしれないけど、もっと冷静に協力的になれるよ（泣）。
[ The Messenger: The Story of Joan of Arc ] （ジャンヌ・ダルク）
○ 158 min // 1999 // France
○ 宗教というものには全くついていけないのですが、やはり世界の大半がキリスト教なのだとか思って少しは知識として入れとこうかな、なんて思ってみたのです。もうこの作品で痛感しました。ついていけない!ジャンヌが言ってる神様って、キリスト教っていうよりフランス教でしょ？キリスト教ってイギリス教とフランス教とあるのね？とか言いたくなってしまいます。今さらながら宗教戦争のばからしさと、ジャンヌの純真な愚かさと、金持ち上級クラスの欲望のかけひきをみさせられた。という感じなのでした。
リュック・ベンソンのスピーディな映像と話の展開に面白味を感じつつ、でも後半部分長すぎやしない？
[ ARMAGEDDON ] （アルマゲドン）
○ 150 min // 1998 // USA
○ 途中まではおもしろいかなーと思ったんだけど、えーどーして？泣けるか？これで泣くのか？いやブルース・ウィルスのおやじっぽさは良かったし、エアロ・スミスの音楽も良かったよ。
でもコレだったら「インデペンデンス・デイ」の方が面白かった。なにも考えてないバカっぽさや、とりあえず自己犠牲演出とかは、下手に親子の愛情を見せられるよりあっさりすっきりしてていいなあ、とか思ったりして。「インデベンデンス・デイ」のとにかくでかい映像演出なんかは、映画館でみないと楽しめないもんだけど、「アルマゲドン」は映画館でみると金の無駄かもしれない。
[ Elizabeth ] （エリザベス）
○ 124 min // 1998 // U.K.&India
○ あたしの世界史の知識は中三までなのさ〜、宗教なんかキライだからカトリックだろうがプロテスタントだろうがどっちでもいいじゃん？ てな感じなのでいまいちよくわかんなかった。そうかー、だから独身だったのね、ってそんなことは知ってたよ、という感じ。もっと世界史を勉強してたらおもしろかったんかな？わかんないけど。
衣装がすごいと聞いていたので衣装だけ見てました。金かけてるって感じ。コスプレ映画？異様にエロシーンが多いし。あーしかし他の映画で強烈な役をしてるとそれにしか見えないよ〜。ロバートがシェイクスピアにしかみえなくて時代がわけわかんなくなっちゃう私（苦笑）。「恋に落ちたシェイクスピア」の方がおもしろかったという結論。そんだけ〜。
[ カンゾー先生 ]
○ 130 min // 1998 // movie
○ 今村昌平監督作品。坂口安吾原作。
○ ええなーこーゆーの。あっけらかんとしとって。しかしなんか、めっちゃ平和やんか。つーかばか。
前半はおもしろいかな。後半は、まー。んー。オイオイ。てな感じで90分でできる映画かもしれない。ラストのまとめ方が下手くそで泣けました。持ち上げてつき落とす映画かも。キャラがいいだけに話がなんだか。どーかなー。町医者が研究者でもええやん？そーゆーかけもちはだめかねえ。ウエイトの差でさ。
[ The Devil's Advocate ] （ディアボロス）
○ 145 min // 1997 // USA
○ 「ディアボロス」ってどういう意味？と思ってを辞書をひっくり返す。「diabolus ex machina《ラテン語》（舞台の急場に登場する）からくり悪魔;物語の説明や解決に持ち出される悪人⇒DEUS EX MACHINA」で「DEUS EX MACHINA」は「（一般に）劇･小説などで筋書上の困難を解決するための不自然で無理な結末」（プログレッシブ英和中辞典）。
まさに。まさにその展開。キアヌが出てる、ってことくらいしか知らずに法廷映画かと思っていたら、ただのホラーサスペンスでした。やられました。あなたもう、夢オチありの超能力ありの超常識で、アル・パチーノの手の中で踊らされた!という感じでかなり敗けました私。虚栄心をネタにした人間のどす黒さがありありと出てる映画にしたかったんだろうけど。こんなん奥さん辛すぎです。
[ MISTY ミスティ ]
○ 99 min // 1997 // movie
○ 出演:金城武 豊川悦司 天海祐希
○ こんなに豪華キャラを3人もそろえておいてこれかい!？とか思っちゃったよん。なんて相性悪いんでしょうね。原作は好きですよ。謎めいていて、短編の妙を旨くまとめています。さすが芥川。うんうん。
というわけで3回もレイプシーンを見させられた〜。萎える〜、な作品。ワンカットワンカットの映像美はきれいなんだけどねえ。早送りしちゃったしねえ。
[ SADA ]
○ 132 min // 1997 // movie ○ 太田コロナシネマワールド
○ 大林宣彦監督作品
○ 大林宣彦はもしかしてあのイマドキついていけない特殊効果がやりたくてやりたくてたまらないの？とか確認したくなります（w
阿部定のネタとしては良いんだけど、そういう話をどういうふうにしたらこうなるのよ!という憤りも流されるほど疲れる映画であった。まったく少女もなにもあったもんじゃねえっす。粋でしたたかで純粋な阿部定のイメージはどこへやら。ちなみに私、悪女占いは阿部定でした。やりそうです、切りそうです（苦笑）。
[ Wild Wild West ] （ワイルド・ワイルド・ウエスト）
○ 106 min // 1990 // USA
○ ひとことで言うと、監督が前に作った「MIB」はホント面白かった。と、思った。
ふむ、これが洋画版SFスペクタクル時代劇なのだな？とか思って、ガジェットネタ（あまり役に立たない仕掛けや道具）はそれなりに面白かったのです。しかし、下ネタがくどい。まぁそれも面白かったとしても、イマイチ白人黒人ネタであるとか、アメリカンジョークであるとかが字幕を観た限りではよくつかめず（ましてや英語でわかるはずもなく）笑いきれない感じだったのでした。
